毎月来ている電気代金の明細って見てますか。細かい内容は結構ありますよね。一部税金のようなものも含まれているようですので調べてみました。補助金も出ているので安くなったりして複雑ですね。冬は電気を使うので使いすぎるとブレーカーを落ちたりして不便なので、アンペアを上げたいと思っていますが、基本料金も上がるので躊躇しています。
明細書の内訳
電気料金の明細書には、さまざまな項目が記載されています。
一般的な電気料金(電気代)の主な項目は次の通りです。
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
それぞれの項目について、説明していきます。
基本料金
基本料金は、電力会社が契約プランごとに設定した固定料金です。
電気の使用量に関係なく毎月支払う必要があります。
基本料金は、電力会社が人件費や機材費などの諸経費をまかなうために設けているものです。
一般的には、契約アンペアによって金額が決まる「アンペア制」が採用されていることが多いです。契約アンペアは、一度に使える電気の最大量のことで、例えば20Aの契約の場合、一度に使える電気の最大量は20Aです。
一般的にアンペア数が大きいほど基本料金も高くなります。
電力量料金
電力量料金は、実際に使用した電力量に基づいて計算される項目です。
通常、1キロワット時(kWh)あたりの単価が設定されており、その単価に1か月の使用電力量を乗じて算出されます。
- スタンダードプラン(関東エリア)
- 〜120kWh:29.80円
- 121kWh〜300kWh:36.40円
- 301kWh〜:40.49円
- 〜120kWh:29.80円
- 従量電灯A(2024年4月1日以降)
- 最低料金:最初の8kWhまで328円08銭
- 電力量料金:上記超過1kWhあたり30円00銭
- 最低料金:最初の8kWhまで328円08銭
燃料費調整額
燃料費調整額は、電力を生産するために必要な燃料(原油・LNG・石炭)の価格変動を反映させるための項目です。燃料費調整制度に基づき、燃料価格の変動に応じて毎月自動的に調整されます。燃料価格が上昇すれば電気料金に加算され、下落すれば差し引かれます。燃料費調整単価に電力使用量を乗じて算出されます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づいて徴収される料金です。この制度は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電された電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束するものです。買取費用を電力料金を支払う全世帯から賦課金として徴収することで、再生可能エネルギーの普及を促進しています。賦課金単価は全国一律で設定され、2024年度の賦課金単価は1kWh当たり3.49円となっています。賦課金単価は再生可能エネルギー導入状況や卸電力市場価格等を踏まえて毎年見直され、国が決定します。